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ここまで見られているあなたの行動 – Googleとプリコグと

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ご承知おきの通り、Googleは利用者の様々な情報を記録し続けている。マイノリティ・リポート、攻殻機動隊、あるいはPSYCHO-PASSといったSF作品の中で描かれるような、「個人にまつわる情報が高度にデジタル化され活用されている世界」も、もはや決して夢物語ではない。今回は具体的に、どのような情報がGoogleに記録されているのかをご紹介したい。

 

1.検索とWeb閲覧行動の履歴

もちろん、検索履歴はしっかりと記録されている。
下記の手順で自分が過去に検索した言葉を振り返ることが出来る。

1.Googleにアクセスして、アカウントをクリック。
 
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2.アカウント設定の「アカウントツール」>「ダッシュボード」から「アカウントデータを表示」する。
 
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まずは「すべての履歴」を見てみる。
 
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僕のデータである。
ここから、
・日中に働いており、勤務中も検索を行うため、午後の早い時間の検索量が最多
・夜中2-3時まで起きており、かつその時間も検索行為を行っている
・土日は出かけていることが多いので、平日ほど検索行為を行っていない
・Amazonをヘビーに利用している。おそらく楽天と価格を比較して買い物をしている。
・wikipediaを辞書代わりに使っている
といった日常が推測できてしまう。

もちろん、あなたが「いつ」「何を」検索してきたのか、その結果「どんなものを見たのか」も生々しく記録されている。
 
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2014年の出来事を振り返りながらも、クリスマスにどこでイルミネーションを見るかリサーチしながら、時々先の衆院選の結果が気になったり、年越しライブに行こうかと悩んだりしていることが記録されている。

Googleアカウントの履歴なので、PC・モバイルの端末をまたいだデータである。ブラウザの履歴よりもずっと個人のパーソナリティが透けて見える。
 

2.広告クリックの履歴

Web広告なんてものを生業にしていると、周囲から「私は広告なんてクリックしないから(≒広告なんてクリックする人の気が知れない)」と言われることも多い。
Googleアカウントには広告クリックの履歴も記録されいてる。「広告なんてクリックしない」と言っている方には是非自分のアカウントをチェックして頂きたい。それと認識せずに広告をクリックしていることが案外とあることに気づくだろう。
 
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年末年始の旅行の計画を立てつつ、iPadかAndroidタブレットの購入を検討しているというわけである。
 

3.実際に訪れた場所の履歴

極めつけはこちら。
今度はダッシュボードの「ロケーション履歴」を開く。
 
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この通り、あの日の何時ころにどこに行ったのかがしっかりと記録されている。
金曜は明け方まで池袋で友人と飲み明かし、翌土曜日に同僚の結婚式に出るために目黒に向かい、その後の2次会で恵比寿に行った。

神様は全てお見通しというわけだ。

あなたが仕事をサボって喫茶店で油を売っていたことも、仕事だと偽って夜通し飲み歩いていたことも、みんな見られている。
いやもっと前向きに考えてみるべきかもしれない。
若き日の世界一周旅行の足あとを記録してみたり、あるいは学校からなかなか帰ってこないどら息子の道草を監視したり、と。そんなこともできる。
 

4.年齢・性別・趣味趣向

最後に「あなたはGoogleにこのように思われている」という話。

Googleで、 Ads preference managaer もしくは Google Ads Preferences と検索してもらいたい。
 
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Googleはあなたが「アクセスしたウェブサイトに基い」て、年齢・性別を推測している。

これはWeb上での行動をベースとした判定なので、例えばPCを仕事で使っていると、うら若き女性でも「男性・30代」判定されてしまうケースもある。
ただ、ご自身のプライベートアカウントは、比較的正しい判定がなされているはず。
ちなみに下記は僕のビジネスアカウント。
職業柄、Web周りに興味関心があると推測されている。概ね当たっている。(プライベートアカウントはさらに的確すぎて恥ずかしすぎるために、とてもお見せできない。)
 
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なお、年齢・性別・興味関心の情報はGoogleの広告配信のロジックとして活用されている。Webページを見ていて、あなたの趣味を知っているかのような広告が出ている理由は、これである。
 

さいごに

「Googleの使命は世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスできて使えるようにすること」である。そこには「webの情報を」という限定はないし、「検索エンジンを通じて」という限定もない。
我々のパーソナルな情報も「世界中の情報」の一つで、整理の対象ということなのだろう。たとえ、Google map が空撮するジャングルや砂漠の情報や、Book Search がデジタル化する大英図書館の蔵書のような価値は無かったとしても。

マイノリティ・リポートの世界はすぐそこまで来ている。
別の表現を借りると、”ビッグ・ブラザーのお出ましだ、これで日本中の通信をリアルタイムで傍受できる!” (攻殻機動隊S.A.C. 第21話 置き去りの軌跡 ERASER より)というそんな世界である。

個人にまつわる情報が何らかのサービスに用いられることに対して、抵抗感を持つ人々がいるのも大いに理解できる。
しかし、我々は日々に忙しい。日々大事なことを忘れている。facebookからのリマインドが来るまで、大切な友人の誕生日を忘れているように。

好きな監督の新作、作家の新刊、アーティストのライブ、そういったものをさりげなく知らせてくれるのであれば、むしろこういった状況とうまく付き合っていった方が良いのかもしれない。
 
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下川弘樹

下川弘樹

福岡県生まれ、東京大学法学部卒。 NTT東日本、NTTコミュニケーションズを経て、 2008年、Google株式会社へ。Google AdWordsの普及に力を注ぐ。 2014年、ルビー・マーケティング株式会社取締役COOに就任。

 

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2014-12-19 | Posted in ライフNo Comments »